Oculusインストール環境のトラブルと対策
OculusのインストールでのPCIドライバインストールエラー
私のノートPCでドライバのインストール中にPCIドライバだけがエラーを出していた。
Specは、以下の通りである。
CPU: Xeon E3-1505M
GPU: nVidia Quadro M1000M
とある店舗の店員から聞いた話ですと、Optimus機能があるとOculusのドライバがインストールされないという情報を得たので検証してみた。
※実機があっての比較ではなく、機能差分等での比較となります。
Optimus機能とは何か?
GPUの負荷具合を基に判断して、Intel GPUとnVidia GPUを切り替える機能。
ラップトップ(ノートPC)の消費電力を抑える目的で作られた機能です。
NVIDIA Optimus Technology: Performance and Battery Life for your Notebook | How Optimus Works
Optimus機能をOFFにする方法はあるのか?
以下の2つの記事を発見した。
内容を見ると、BIOSの設定とドライバーをインストールする際にカスタムインストールを選択する事で関連ドライバのインストールを回避できるとある。
Devel/OculusRift/製品版のセットアップ - cubic9.com
が、私のPCのBIOSではこれらの設定を弄る項目が無く対応していなかった。
LINUX系ならなんとかなりそうだが、Windows専用なので意味が無い。
別の観点で調べてみた
上記の通り、設定を変えるという観点では失敗に終わった。
なので、External GPUという方法でラップトップPCを拡張する形でVideoボードを出すことを検討してみました。
調査した結果、3つほど救済策があることが分かった。
1. Dell ALIENWARE グラフィックボード外部拡張外付けボックス
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この機種はビデオボードの外付け及び拡張には向いてますが、出力端子がDellの
ALIENWAREシリーズ専用になっていて、他では使えない制約があります。
私のワークステーションは、Dell製ですがALIENWAREシリーズではないので接続できません。
なので、選択肢としてはなくなりました。
2. Mac向けの外部接続 PCI-E Box
MacでPCI-Eを使って拡張したい人向けの救済策として用意されている商品になります。
公式を見るとWindowsでもThunderboltさえ対応していれば使えるようでした。
しかし、PCI-Eに挿して使えるボードとしては、HDDやサウンドボード、ビデオキャプチャーボード、ネットワークボードなどでした。
ビデオボードを挿してもnVidiaのドライバにブリッジする必要があり、ソフト的な対応が必要になるためNGでした。
【正規国内品】ソネット SONNET Echo Express SE I Thunderbolt 2-to-PCIe Card Expansion Chassis
HighPoint RocketStor 6361A デュアルThunderbolt接続 拡張アダプタ PCI-Expressポート
3. PCI-Eボード
PCI-Eのみを剥き出しにしたPCI-Eボードという選択があります。
以下の2つはPCI-Eですが、ver 2.0止まりで最新のビデオカードが挿ささらないと分かった。
出力端子もExpressカードで昔のスタイルでした。
DIR-EB262-シリーズ - PCケース&パーツ、オーディオのパイオニア-株式会社ディラック
また、海外でのE-GPUの動画を発見しました。
これを参考にして、外付けGPU用のPCI-Eボードを発見しました。(日本でも輸入可能です。)
端子が、mini PCI-EになっていてラップトップPCのボードで切り替えが出来れば使える事が分かった。
ビデオボードを拡張できてBIOS次第では切り替えも可能な方法はこれしかないと分かりました。
そこで、私のPCの構成を調べてみた結果ですが、私のQuadroはマザーボード上にチップが載っていてPCI-E自体を使用していない事が分かりました。
よって、私のラップトップから拡張してGPUを活用する方法が絶たれてしまったという結果に終わりました。
結論:
Oculusを使うためにNoteを買うときは、PCI-Eに注意するかOculusが推奨するGPUが載っているPCを購入するかのいずれかを選択するほうが無難です。